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今日の地球上の破壊や虚無は、
他の何かの備えや過剰と裏表である。
絵/大竹伸朗
© Richard Misrach
© Richard Misrach
© Richard Misrach
© Nakano Masataka
© Nakano Masataka
© Nakano Masataka
※掲載写真の印刷物への使用は法律で禁止されています。
定価 ¥1,200(税込)
全150ページ 30×23cm
今日の人間世界は、一つの規則を標準化して固定しようとすることが多いですが、自然世界においては何一つ固定できるものはなく、全ては移ろいすぎる現象にすぎません。
移ろいながらも常に新たな関係が結ばれていく現象の背後には、何らかの働きがあるのでしょうが、その働きは、様々な部分が相互に影響し合いながら微妙に変化しますから、一つの現象を取り出して分析する視点で全体の動きを捉えることはできません。一部分ではなく、さらに多くの現象を集めたとしても、全体にはなりません。
人間は、この世界の全てを見ることができないのに一つの正しい答を求めようとします。一つの正しい答を求めるために、自分に見えないことを排除して、思考することが多くあります。
自分が見ることのできないものを無いものとみなし、自分が有ると信じるものだけで答を決め、その答に従って生活のルールを組み立て、ルールに従えばよいという大義名分で人間の都合に添った現象が増殖していく。そのなかで、手に負えない欺瞞と思い上がりが育ってきます。
人間にとって、この世の現実とはいったい何なのか。そして、その本質は何なのか。
雑誌『風の旅人』編集長 佐伯 剛
絵/大竹伸朗
Babel I 【ネバダ核実験場】
photos / Richard Misrach
Babel II 【ラスベガス】
photos / 中野正貴
Babel III 【森林破壊】
photos / Stuart Franklin
Babel IV 【経済大国・日本】
photos / 広川泰士
Thanksgiving 【死を待つ人々の家】
photos・text / 小林正典
見ることと、在ることの受容
text / 小栗康平
運命の二重性
text / 甲野善紀
コスモスの正義
text / 酒井 健
鳥と森、島と果実
text / 管啓次郎
新グレートジャーニー ③
「ベルホヤンスク山脈の野生羊猟」
text / 関野吉晴
偉大な母と透明な僕
text / 田口ランディ
完成された生のパターン
text / 日髙敏隆
ないものの(頭の中での)存在
text / 古谷利裕
リアリティの原理
text / 保坂和志
迦微(カミ)と申す名義(ナノココロ)は未思得(イマダオモヒエ)ず
text / 前田英樹
孤独ではない
text / 茂木健一郎
かけがえのないひとつの死 ③
text / 桃井和馬
暴走の理由
text / 森 達也
色即是空
text / 養老孟司