トップページ | 最新号紹介 | バックナンバー紹介 | オンラインショップ | 『風の旅人』について
太陽は儚く西に沈み冥界に落ちた後、
再び燦然と東から昇る。
人々の形ある営みが無惨に損傷されても、
その痛みが知恵につながる。
見えるものと、見えないものは、
局面ごとの一つの様相にすぎず、
死と生は、絶えず呼応しながら、
終わりなき変容と反復を行っている。
© Werner Bischof / Magnum Photos Tokyo
© Werner Bischof / Magnum Photos Tokyo
© Werner Bischof / Magnum Photos Tokyo
© Enari Tsuneo
© Enari Tsuneo
© Enari Tsuneo
※掲載写真の印刷物への使用は法律で禁止されています。
定価 ¥1,200(税込)
全150ページ 30×23cm
8月というのは、お盆があり、原爆が投下され、太平洋戦争が終わった時でもあり、魂のことに敏感にならざるを得ない時です。
第二次世界大戦が終わった時のヨーロッパ世界から、沖縄の戦跡へと続く『風の旅人』の8月号は、1945年に時計をリセットしたいという思いで制作されています。
あの大戦で、近代西欧の思考特性の様々な矛盾が噴出した。にもかかわらず、その後、日本は、学問的に細部の修正は多少あるのかもしれませんが、生活の幹線部分においては、その思考特性をただ繰り返し、それらの断片が私たちの日常の表層に堆積しているように感じられます。
そして、長期ではなく短期の視点でモノゴトを推進する「論理」が、日本国中を侵攻していく。
「論理」の全てが悪いというのではなく、肌感覚を強引に従属させるような「論理」があまりにも多すぎるように感じます。
それらを今一度見直し、生きていくうえで私たちが本当に大切にすべきものが何であるか、少しでも考えるきっかけとなれば幸いです。
雑誌『風の旅人』編集長 佐伯 剛
ワ−ナー・ビショッフ
AFTER THE WASTE / 大戦後のヨーロッパ
photos / ワ−ナー・ビショッフ
LIFE IN MEMORY / 殺戮の島、沖縄
photos・text / 江成常夫
SPIRITUAL LIFE / いのちの宇宙
photos / 石元泰博
NIRVANA / 聖なる河岸
photos・text / 野町和嘉
THE LAST WILL / パキスタン大地震−破壊と再生
photos・text / 船尾修
円還 / 書
御園 平
見ようとする意思
text / 小栗康平
ニヒリズムを超えて
text / 佐伯啓思
風土への思い
text / 酒井健
斜線の旅
text / 管啓次郎
いまここ、あるいは、ここでないどこか
text / 田口ランディ
何が現実か
text / 日髙敏隆
現代生活のなかの絵画
text / 古谷利裕
時への視線
text / 保坂和志
暮らしと信仰
text / 前田英樹
今、ここから全ての場所へ
text / 茂木健一郎
大いなる錯覚と、ヒトのしあわせ
text / 養老孟司
結末のない旅
photos・text / 関野吉晴
見える現実、見えない現実
text / 武田徹
寄す想い
photos・text / 早坂類